一昨日の夜、逞人が緊急入院しました。
大雨の中、私1人で連れて行ったので、逞人も私も大変な夜でした。
しかし、今回は無理をしてでも早めに受診させたので大事には至らず、良い選択ができて本当に良かったと思っています。
逞人にしんどい思いをさせてしまったことは悔やまれますが、私たちにとっては重要な経験をした日でしたので、書き残しておきます。
- 前兆
- ダブルアラーム
- 診断結果
1.前兆
入院する2.3日前から、あまり体調が良くないことは感じていました。
具体的に言うと…
- 痰が多い
- 吸引頻度が増えた
- 肺に入る空気量が微減
- 夜になると頻脈になる
ただ、普段の元気な時でも上記のような症状は起きます。
もちろん様子が違うと思った時には、排痰マッサージやバギングで症状が改善するように努力します。
そうなっても様子を見ていれば、何もしていなくても改善することもあります。
むしろ、自然に持ち直してくれることのほうが多いです。
いくつもの変化が同時進行で起こると話は別ですが…
なので、今回も私が出来うる限りのことは全部やって様子を見ていましたが、やっぱり逞人が何か少しでも変だと気が気じゃないんですよね。
今年の春に救急搬送された時のこと(※参照記事→気管切開児が呼吸できなくなって心肺停止→救急搬送された時のこと)を何度も思い出します。
あの時もっと早く病院に連れて行っていれば…と、後悔して泣いたことは絶対に忘れないと心に決めています。
なので、今回は呼吸器とサチュレーションモニターの両方のアラームが2回鳴った時点で、「やっぱり何か変!早めに病院に連れて行こう」と判断して、入院させることにしました。
結果的に、この時の私は良い判断ができたと自負しています。
おかげで今の逞人の容体は思っていたよりも落ち着いてくれています。
2.ダブルアラーム
一昨日の朝、逞人の呼吸器のアラームで飛び起きました。
普段の私はスマホのアラームで2時間ごとに起きるようにしていて、逞人本人に呼ばれることは滅多にないので、びっくりして本当に文字どおり飛び起きました。
しかもサチュレーションモニターが頻脈や低酸素でアラームがなるのは、たまーにあることなのですが、呼吸器のアラームが家で鳴ったのは初めてのことでした。
原因は、吸気量の低下でした。
肺に入っている空気の量が少なすぎることをお知らせしてくれるアラームです。
病院にいるときに鳴っているのを見たことがあって、その時に対処法も見ていたので、そのとおりに対応しました。
バギングして痰吸引してブルブルして体勢変えて…と色々していたら、低酸素でサチュレーションモニターのアラームも鳴り出し、1人でプチパニック状態…
とりあえず、いつでも救急車が呼べるように覚悟しました。
その後も必死でバギングと痰吸引していたら、なんとか少し落ち着いてくれましたが、ずっと様子は変だったように思います。
昼間のうちに病院へ受診することも考えましたが、一旦は落ち着いたし、何より夫が仕事で家にいなかったので、自分1人で逞人を連れ出すリスクを考えて、様子を見ることにしました。
しかし結局は、また夕方にダブルアラームの嵐にあい、もうこれ以上は無理だと判断して、1人で逞人を病院に連れて行くことにしました。
救急外来に行きましたが、もう最初から入院させるつもりで受診しました。
大雨の夜でした。
移動用の呼吸器を準備して逞人をバギーに乗せ、雨なので玄関までビッタリと車をつけて逞人onバギーを乗せました。
とりあえず入院に必要な最低限のもの(大荷物)を急いでバッグに詰め込んで、車に積み込みました。
出発時に病院に連絡し、病院の救急入口にまたビッタリと車をつけて逞人を降ろし、大荷物を持って入院手続き…
入院する部屋に通されて逞人をベッドに移し、先生と看護師さんに逞人を預けられたら、すぐに在宅用の呼吸器を家に取りに帰りました。
大雨の中、精密機械である呼吸器が濡れないように、びしょ濡れになりながら呼吸器もドアtoドアで運び、なんとか逞人に繋ぐことができました。
家と病院は目と鼻の先の距離なのですが、入院を決めてからここまでで気づいたら2時間以上経っていました。
とりあえず無事に逞人を先生たちに預けられた安心感からか、この時の私はびしょ濡れになりながらも妙に冷静で、
本当に母親って我が子のためなら何でもできるんだ…すげーな…
なんて、全然違うことを考えていました。
3.診断結果
事前に連絡していたこともあって、すぐに血液検査もレントゲンもしてくれました。
結果は、右肺に白い影ができていて、肺炎か無気肺だろうとのことでした。
その割には血液検査では、そこまで悪い数値が出ていなかったので、早めの対処が功を奏したのではないかと思っています。
一昨日の夜から考えると、吸気量も改善されてきていて、いつも体調悪化で入院する時ほどではない様子です。
本当によかった…
これから逞人と一緒に頑張って、クリスマスは家で過ごせたらいいなと思っています。
それにしても、今回1人で逞人を連れ出すことがこんなにも大変なことだったのかと痛感しました。
いつもは夫と2人でするので、やはり1人で連れ出すのはリスクが大きいと感じました。
ましてや、今は妊婦です。
無理は禁物なのは重々承知ですが、背に腹はかえられぬ…
改めて、夫婦2人で子育てしていくことの大切さを感じ、普段から夫が逞人にしてくれている何もかもに感謝です。
「絶対に私1人では乗り越えられなかった」
逞人を産んでから何度思ったことか…
今回のことで、私の中での夫婦の在り方ついて良い気づきがありました。
逞人のことに関しても、今回は良い選択ができてよかったと思います。
なんでも前向きに!これから頑張ればいい!