今日は満月だそうです。
それを聞いて、何となく今日は良い日になりそうな気持ちになれたので、朝から洗濯機を2回も回してやりました。
午前中にひと通りの家事を終え、今はリハビリ終わりの逞人は寝てくれています。
少し時間が空いて、何でもできるような気持ちで過ごす1人きりの午後…
最高か!
ということで、昨日の妊婦検診のことについて書き残したいと思います。
- 素敵なランチタイム
- 妊婦検診で反省したこと
- トラウマは信じない
- 子は別人格
1.素敵なランチタイム
今回のように病院等で私がどうしても出かけないといけない時は、いつも夫が逞人を家でみてくれています。
仕事を1日休んでくれたり、どうしても休めない時はその時間だけ仕事を抜けて帰ってきてくれたりするのですが、
今回はどうしても都合がつかず、私は病院に逞人を連れて行くことになりました。
呼吸器等の医療機器とともに生活している逞人が外出するとなると、本当に大変です。
かなり準備に時間も手間もかかります。
いつも逞人が外出する時には必ず夫と一緒だったので、初めて私1人で逞人を連れ出すことになります。
いや、それは不安すぎる!!
ということで、今回は私の妹(逞人の叔母)に付き添いをお願いして、お手伝いに来てもらいました。
本当に助かったよ〜…ありがとう!!
少し早めに家を出て、妊婦検診の前に妹と逞人と3人で病院横のカフェでランチしました。
大人のお子様ランチ❤︎
お子様ランチって、どうしてあんなに心惹かれる響きなのでしょう…
何歳になっても食べたいメニューの1つです。
天気が良くて暖かい絶好のお出かけ日和に、逞人と美味しいランチ!
逞人と一緒に外出できる時間や範囲は限られているし、スペースや段差の問題で逞人と一緒に入れるお店は本当に少ないです。
でもこうやって美味しいものを好きな人と食べられたことに、まず感謝です。
美味しかったし、楽しかったです。
お腹いっぱいになりました❤︎
2.妊婦検診で反省したこと
肝心のおチビさんは、12週の壁を乗り越えて元気に暴れまわっておりました。
なんとなーくですが、自分の体調や感覚的に、なんとなーく男の子のような気がしています。
本当に全然まったく根拠はないですが(笑)
写真の顔も男の子のように見えてきて、「逞人に似てるのかな?」「生まれたら逞人とペアルックかな?」と妄想しています(笑)
でも、本当に性別はどちらでもいいんですけどね❤︎
逞人がお腹にいる時は、次の妊婦検診が待ち遠しくて待ち遠しくてたまりませんでした。
3.4週間に1回なんて少なすぎる!
早く少しでも成長した可愛い我が子の姿をエコーで見たい!
本当は毎日エコーしてもらいたい!
逞人を妊娠中のその気持ちは、不安や心配からくるものではなく、すくすく順調に成長して無事に生まれてくることが前提のワクワクした気持ちでした。
エコーで逞人の可愛くて元気な姿が見られた後は、幸せハッピーな気持ちで満たされました。
しかし、今の私は妊婦検診に行くのが少し怖いのです。
いつも「もしかしたらお腹の中で死んでいるかもしれない…」と思いながら検診に行きます。
特に何の理由もないのに、です。
しかも、エコーで元気に動き回る姿を見せてもらって、先生に「元気ですよ」の言葉がもらえた後でも、私は幸せハッピーな浮かれ気分ではありません。
ただただ「安堵」です。
肩の力が少し抜けて、よかった…生きてるんだ…と少しホッとします。
元気であるか、異常はないか、そんなことは割とどうでもよくて…
とにかく生きていてくれたことに、少しだけ安堵します。少しだけね。
その安堵も束の間、また次の検診までは生きているかどうか不安な日々が続きます。
要するに、私は予防線をはっていたのです。
いつお腹の子に「異常があります」「亡くなっています」と言われても、傷つきすぎないように…ダメージを喰らいすぎないように…
自分の心を無意識に守っていて、守りすぎていて、妊婦検診に行くのが怖くなっていました。
子の成長が見られる楽しみなはずのエコーが、全然楽しみではなくなっていました。
私の妹は、もうすでに3児の母です。
母として大先輩の妹に、この話をしました。
私『実は毎回、もしかしたら死んでるかもしれないと思いながら検診に行くんだよね』
妹『え…?まあ…そりゃ、あんなに色々と経験したらそう思うのかもしれないね』
もちろん妹は逞人の出生時のことも、半年前の流産のことも全て知っています。
私『え?思ったことない?心配にならない?』
妹『私は別にならなかったかな〜』
私『3人とも?』
妹『うん、3人とも』
そっか…そりゃそうか…と思いました。
逞人の妊娠経過はそれはそれは順調そのものでしたが、原因不明の常位胎盤早期剥離で逞人は重度脳性麻痺児になりました。
腹痛や出血といった何の自覚症状もなく、ただいつも通りに妊婦検診を受けに行った日に、突然我が子を失いかけました。
稽留流産した時も、「次の検診で心拍確認できなかったら流産になる」と言われて、真っ暗な気持ちで過ごした1週間はとてつもなく長かったです。
そして1週間後、ある程度は覚悟して検診に行きましたが、やはりその時のショックはかなりのものでした。
泣きながら、先生から手術の説明を受けたことを覚えています。
こういった経験から、私は検診に行くことに恐怖を感じるようになったのかもしれないと気づきました。
自覚はありませんでしたが、いわゆるトラウマというやつでしょうか。
3.トラウマは信じない
ものすごく緊張するんです。
生きてなかったらどうしよう…と、ものすごく不安になるんです。
その不安を口にした時、自分でも分かっていなかった原因をズバリと言い当てられてハッとしました。
私は反省しました。
トラウマは信じない!
過去の後悔も未来の不安も捨てて、今を生きる!
こうやって前向きに生きると決めたはずなのに、こんなところにも私の手放さないといけないものが残っていなんて…
また私は自分の不安な気持ちを、逞人や天使になった子のせいにしていました。
今の妊娠は今お腹にいる子のためのものであって、逞人のことも流産のことも関係ありません。
それなのに、今の妊娠経過を楽しめないなんて、お腹の子になんて失礼なことをしてきたのだろうと反省しました。
逞人は逞人
お腹の子はお腹の子
私は私
「死んでるかもしれない」なんていう暗くて無礼な気持ちのまま我が子と向き合うのは、もう二度としないと誓いました。
4.子は別人格
当たり前ですが、子どもと親は全くの別人格です。
私の過去の事情に子どもを巻き込むこんではいけません。
当然のことなのに、また私は見えていませんでした。
- トラウマは信じない
- 他人のせいにしない
- 言い訳しない
ネガティブな気持ちの問題や原因を、自分の外側に作らないと決めたのに、まだまだ私は未熟者です…
まだまだ、これから…!
自分の人生、自分次第!