奇跡の寝たきりっ子が逞しく生きる!

赤ちゃん返り?兄としての葛藤?逞人は敏感かつ繊細さん

産後半月以上が経ちました。

毎日があっという間に過ぎていきます。

健常な新生児の育児は楽しくもあり、過酷でもあり…

何もわからない未知の領域に夫婦2人で挑んでいる感覚です。

そんな中でも毎日逞人に会いに行くことだけは絶対に欠かせません。

妹が生まれてからの逞人の様子を書き残します。

  1. ひとりっ子生活の終わり
  2. 出産直後に肺炎
  3. やっと回復したかな
  4. ずっと逞人は逞人

1.ひとりっ子生活の終わり

逞人の2年3ヶ月に及ぶひとりっ子生活は、ついに終わりを迎えました。

今まで何があっても、逞人第一優先!で生活してきましたが、これからは第一優先する存在が2人に増えました。

逞人も、娘も、どちらもかけがえのない存在です。

2人とも可愛いのは当たり前なのですが、いまだにただ生まれてきてくれたことに対して、もう本当に感謝が尽きないんですよね。

逞人も娘も、私たちをに選んでくれて、この世に生きることを決めてくれて、今ここにいてくれていることに対して、感謝してもしきれません。

今この幸せな時間は、間違いなく2人にもらったものです。

そんな2人の子どもたちとの生活は幸せなのですが、もちろん同じくらい大変なこともたくさんあります。

1.2時間おきに痰吸引が必要な医療的ケア児と、1.2時間おきに泣き叫ぶ新生児

とりあえず今は、慣れない新生児育児に奮闘中の私です。

早く逞人も家に連れて帰るために、今は自分の体調回復と娘との生活に慣れることに専念させてもらっています。

そのため、出産前よりも明らかに逞人に会える時間が減ってしまいました。

必ず1日1回は会いに行って様子を見てはいますが、出産前は1日中ベッタリ一緒に過ごしていただけに、とても寂しいです…

逞人も娘も同じだけ大切な存在なのですが、逞人は優先順位を下げられたと怒っていないか、逞人は寂しがっていないか、逞人は悲しんでいないか…

逞人に会えなくても、いつでもは逞人を想っているということが伝わっていればいいなと思います。

2.出産直後に肺炎

先ほども書きましたが、出産前は1日中ずっと逞人にベッタリな生活を送っていました。

家にいるときは四六時中そばに付きっきりで、入院している時でも1日の大半を逞人の病室で過ごしました。

それが私と逞人にとっては当たり前の日常でした。

そのベッタリ生活が妹の出産日からガラリと変わってしまったのです。

毎日あれだけ一緒にいたが、いきなり会いに来なくなり、会いにきてもフラフラですぐに帰ってしまう…

もちろん私もできる限り一緒にいたい気持ちは山々です。

それでも産後の身体は思った以上に重たくて辛いものでした。

そんな私の姿を見て、さすがの逞人も何かを感じざるを得なかったのでしょう。

産後あまり会いに行けなくなって5日が経った頃、急に肺炎になってしまいました。

それまでとても調子良く順調にきていたし、何か特別なことをしていたわけでもありません。

いつも通りの体調を維持しながら、いつも通りのケアをしているところでした。

何が変わったと言われれば、私が逞人のために使える時間が減ってしまったことではないかと思っています。

自意識過剰かもしれませんが…(汗)

あれだけ毎日一緒にいた母親がパタリと会いに来なくなったら、それは不安に思って当然だと思います。

私もできるだけ逞人の生活が出産前と変わらないようにしたいと思っています。

そのために今は逞人に入院してもらっているところなのですけれど…

なかなか気持ちばかりが焦ってしまって、私のほうも不安定になりがちです。

逞人が寂しがっているように感じられて、一人で待たせてしまっている私もが痛いです。

3.やっと回復したかな

そんな肺炎も、先生たちの早めの対処のおかげで、今は回復しています。

逞人は体調を崩すと回復まで人一倍時間がかかるのですが、先週やっと点滴が抜けて通常の逞人ケアに戻りました。

あいかわらず会える時間は短めですが、それでも毎日必ず顔を見て

今日も最高に可愛い!

逞人、大好きだよ!

早くお家に帰れるように頑張るからね!

と、しつこく語りかけています(笑)

その甲斐あってか、最近の逞人は再び体調を崩すこともなく、穏やかな顔をしてくれています。

私たちが逞人の退院のために頑張っていること、そのためにもう少し時間が必要なことを理解してくれているようです。

さすが!やっぱり逞人はすごい子です。

4.ずっと逞人は逞人

たとえ妹が生まれて「お兄ちゃん」になっても、将来もし大きく成長して「おじさん」になったとしても、このまま大きくならないで「赤ちゃん」のままだったとしても、ずっと逞人は逞人です。

どんな逞人も可愛くてたまりません。

そのままでもいいし、そのままでなくてもいいのです。

ありのままの逞人を受け入れて、逞人と一緒に生きていくことが大事なことだと思っています。

そのために、今の自分にできることをコツコツやっていくしかないですね。

つらつらと偉そうなことを言ってはいますが…

こうやって焦る気持ちを必死で抑えて、自分で自分に言い聞かせながら毎日を乗り越えています(笑)

はあ〜、逞人に会いたい…

頑張ります!