奇跡の寝たきりっ子が逞しく生きる!

逞人の出産レポート〜前編〜

私は逞人が初めての出産でした。

経験して分かったことは、同じお産はこの世に1つもない!でした。

私の出産は安産とは言い難い、なかなかの壮絶体験…

覚えている限り、できるだけ詳細に書きます。

  1. 2020年2月1日 (生まれる20日前)
  2. 2020年2月15日(生まれる6日前)
  3. 2020年2月21日(生まれた日)

1.2020年2月1日 (生まれる20日前)

この日は何回目かの妊婦健診でした。

妊娠してから8ヶ月検診まで、何の異常もなく、母体の血圧も体重も血液検査もすべて正常値でした。

「胎児も元気に暴れてるし、今のところわかる先天性心疾患も何もありません」と先生にも太鼓判をいただきました。

もうこの頃には性別もわかっていました。男の子です!

実は私は1人目は女の子がいいなって思っていて、名前も女の子の名前しか考えていませんでした(笑)

それで逞人は怒って暴れまわっていたのかもしれません。

生まれた今では性別なんて全然まったく関係なかったです。

可愛いです❤︎なんなら男の子で良かったと思っているくらいです。

都合いいな…あの時はごめんね、逞人。

次の妊婦検診の予約を3週間後の2月22日にとって、帰宅しました。

2.2020年2月15日(生まれる6日前)

出産予定日が3月26日だったので、その6週前の2月15日で仕事は産休に入りました。

正直、お腹が大きくなって重たい体で毎日フルタイム出勤は、なかなかしんどかったです。

眠気と頭痛と倦怠感…

世のお母さんってこんなに大変なのか…やはり母は偉大!と感じていました。

でも本当に有難いことに、職場の方々には妊婦ということで、とても気を遣っていただいて、とても働きやすい環境でした。

出産頑張れ!元気な赤ちゃん産むんだよ!って応援してもらって、あたたかく送り出していただき、大変感謝しています。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。

みんなに逞人のこと紹介したかったなあ…

さておき、仕事とは関係ないのですが、別件で次の検診予定の2月22日は都合が悪くなり、2月21日に予約変更したいと病院に電話をしました。

電話で「21日の10時か15時どっちがいいですか?」と聞かれて、時間は何時でもよかったけど、なんとなく早い方がいいかなと思って、2月21日10時の予約をとりました。

なんとなく決めたこの日この時間…

逞人と私の命を救った運命の分かれ道になりました。

2020年2月21日(生まれた日)

その日の早朝4時か5時くらいに、なんとなくお腹が張って痛いような違和感は少しだけ感じてたけど、激痛ってほどでもないし、出血もしていませんでした。

その時はこれが前駆陣痛?って思ったけど、前駆陣痛はそんなに甘いもんじゃありません!!と当時の自分に言ってやりたいです(笑)

すみません。

本当に何も知らないまま妊娠したので、本当に何も分かっていませんでした。

「今日ちょうど検診の日だから相談してみよう」と呑気に考えて、普通に朝の準備をしました。

朝ごはんにパンを少しだけ(多分3口くらい)食べました。

多分たまたま食べるものがなかった…んだと思います。記憶が曖昧ですが…

自分で普通に車を運転して病院に行って、いつも通り体重と血圧を測って検尿しました。

看護師さんに「少し朝からお腹が張って痛いような気がするんです」って言ったら、「じゃあ先生のエコーの前に赤ちゃんの心音聞いとこう」とお腹に何かつけられて、赤ちゃんの心拍を確認してくれました。

「リラックスしててね」とテレビをつけてくれて、ポケ〜っとスッキリを見てました。

ちなみに逞人が生まれてからしばらくの間は、スッキリが見られなくなりました。

逞人が苦しんでる時に私は呑気にスッキリ見てたんだ…と自分を責めてしまい、その時のことを思い出してしまって、テレビさえつけられない日々でした。

スッキリは悪くないし、今では全然テレビ見ますけどね!

赤ちゃんの心拍はというと、最初はドキドキ聞こえるけど、急に聞こえなくなってピーピーとアラーム音が鳴り、すぐ看護師さんが来てくれて心拍探すけど、どんどん弱くなり拾えなくなっていきました。

「ちょっと心配だから次すぐ先生に診てもらおう。隣の部屋はいってください」と言われて、行ったら先生がすぐにエコーしてみてくれました。

ここから全員大パニックの事態に発展します。

続きは逞人の出産レポート〜後編〜に…