妊娠が発覚してから、逞人が生まれてくるまでの話です。
結論から言うと、私の妊婦生活はとても落ち着いていました。
特に何の異常もなかったのですが、生まれてきた我が子は重度脳性麻痺児でした。
- 妊娠発覚までの経緯
- 私の身体的変化
- 私の精神的変化
- お腹の中での逞人の様子
- 今の逞人のこと
1.妊娠発覚までの経緯
2019年5月、元号が「令和」となりました。
ちょうど2年前ですね。(まだ2年しか経ってないのか…)
当時、私は戸籍の届出業務をしており、令和婚される方々の受付もしていました。
その頃はまだ夫と交際もしておらず、まさか自分もそのムーブに乗れるなんて夢にも思っていませんでした。
その翌月の6月に初めて彼(今の夫)をデートに誘うことに成功し、私の猛アタックで半ば強引に交際まで発展…!
遠距離(中距離?)恋愛でしたが、7月の終わり頃には、なんといきなり妊娠発覚!!!
あれよあれよという間に、8月には婚姻届を提出していました。
もともと生理不順だったこともあり、私は妊娠はしにくい体質なのかもしれないと勝手に思っていました。
それまで、メンテナンスの意味も込めて「定期的に産婦人科にはかかっておいたほうが将来のために良い」という話は聞いていましたが、
やはり20代は仕事をバリバリしていましたし、結婚や子どものことを考えていないうちは、「まだまだ大丈夫でしょ〜」と、ついつい先延ばしにしていました。
そのため、妊娠や出産のことなんて何も知らないまま、いきなりマタニティデビュー…
しかし当時の私は大好きな人との結婚と大好きな人との子の妊娠に浮かれ気分100%でした。
ぽや〜っとしたもんです。本当にʅ(◞‿◟)ʃ
2.私の身体的変化
妊娠してからもそれまでと変わりなく働いていましたが、特に何の異常も何のトラブルもありませんでした。
生まれる直前の直前まで、腹痛とか出血とか全くなく、妊婦検診では何の異常もなく、悪阻も全然なく、すくすく順調に順調に大きくなってくれていました。
食べ悪阻も吐き悪阻もなかったですが、もともと頭痛もちだったので頭痛薬を飲めない妊娠期間中は、主に頭痛との戦いでした。
あとは猛烈に眠い!!とにかく眠い!!
1日仕事したら、帰る頃にはヘトヘトのヘロヘロ…
実家特権フル活用!とにかく寝てました。
体重は妊娠期間9ヶ月でちょうど10kg増加でした。
35週で産まれてしまったので、早産でなければあと何kg増えていたのか…恐怖です。
強いて言うなら、少しだけ赤ちゃんのサイズが大きめだったかな?
それでも平均値の上限は超えてないくらいでした。
経膣分娩の予定だったので、あまり大きくなるとお産がしんどくなるな〜と、こっそり心配でした。
3.私の精神的変化
私には早くに結婚した弟と妹がいるので、逞人を産む頃には甥っ子姪っ子が7人いました。
それがとにかく可愛くて可愛くて…❤︎
「私もいつかは…」と憧れがあったので、逞人を妊娠したときは嬉しい!!しかなかったです。
しかも妊娠期間中の私は、とにかく浮かれ気分100%状態…
ぽや〜っと、ふわ〜っと、幸せ〜って感じでしたね。
気持ちも落ち着いていて、いわば凪(笑)
この時は少し性格も穏やかに優しくなった気がします。
私が思ってるだけかな?笑
本当に呑気に過ごさせてもらって、夫を含め家族や周囲の方々に感謝です。
4.お腹の中での逞人の様子
すくすくと順調に大きくなってくれて、母子ともに元気なマタニティライフでした。
お風呂に入れば気持ち良くて暴れまわり、お腹をさすれば嬉しくて暴れまわり、話しかければ返事するように暴れまわり…この子いつ寝てるんだろう?ってくらい本当にヤンチャっ子でした。
逆子の心配もなく、経膣分娩の準備も万端!
あとは計画無痛分娩にするか、自然分娩にするか、悩んでいたくらいです。
結局は帝王切開になったので、意味なかったですけどね。
5.今の逞人のこと
生まれてきてからはピクリとも動きません。
ずっと眠った状態です。
こちらの問いかけに反応するどころか、光や痛み等に生理的反射的に反応することもありません。
自発呼吸もしたことはないので、24時間呼吸機に頼って生命を維持しています。
ほぼ脳死状態と変わりない状態だと思います。
産まれてからの検査でも先天性異常はなかったので、ただ単純に出産時のトラブルによる心肺停止から低酸素状態が長く続いたことにより、重度脳性麻痺児になりました。
常位胎盤早期剥離が起こらなければ、本当に元気な健常児だっただろうと思います。
いまだに原因不明で、他にも合点がいかないことが多々あります。
正直最初は戸惑いましたし、全然前向きな気持ちなんて一生もてないと思いました。
心身ともにズタボロで、何もわからないまま、この1年がむしゃらに育児してきました。
とにかく逞人が一生懸命に生きている姿に、私は必死に寄り添ってきただけです。
こうやって可愛い可愛い我が子の姿を発信しようと思えるようになるまで時間はかかりましたが、同じような悩みをもつお父さんお母さんのお役に立てたら幸いです。
出産時の詳細は、また次の記事にします。